1960年代の日本は高度経済成長の真っただ中であり、1964年には東京五輪が開催されています。一方で学力偏差値という言葉が一般化し、大学入試に対する一般大衆の関心が高まってきたのも丁度この時代と言われており、1970代続きを読む “国鉄運賃と大学入試 (1966年 東大 文理共通)”
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注水問題の復権…かも (早稲田大 理工 2020 第3問)
先程ネットサーフィングをしていた所、どうやら今年は早稲田大の理工学部の数学で出題ミスがあったようです。問題と解答を一瞥しましたが、どうやら特定領域の面積及び回転体の体積を求めさせるはずが無限大に発散してしまったようです続きを読む “注水問題の復権…かも (早稲田大 理工 2020 第3問)”
教科書レベルの問題…?(1991年 東大前期・文系)
今回取り上げるのは東大文系で出題された次の問題です(問題文はhttp://server-test.net/math/tokyo/より引用させて頂きました)。 本問は閉区間における3次関数の最大値・最小値問題であり、典続きを読む “教科書レベルの問題…?(1991年 東大前期・文系)”
ドーピング検査とクロマトグラフィー (東京医科歯科 2017年化学)
前々回の投稿にて、東京医科歯科大からサリンに関する入試問題を紹介しました。本学の化学の問題は医学に関連した独自色の強い問題が多く、2017年に出題された本問もその一つです。トーピング検査をテーマとして、現代化学において続きを読む “ドーピング検査とクロマトグラフィー (東京医科歯科 2017年化学)”
予測するのは容易いけれど(JMO2020 予選第9問)
来る2月11日(建国記念の日)はJMO/JJMOの本選でしたが、今年の本選出場ラインは何と過去最高タイの8点でした(画像は公式HPより転載)。 確かに今年は例年に比べると手を付けやすい問題が多い印象でしたが、自分が考続きを読む “予測するのは容易いけれど(JMO2020 予選第9問)”
サリンと質量分析② (東京医科歯科 2018年 化学)
前回から引き続き、東京医科歯科大にて出題されたサリンに関する入試問題のトピックです。問題文や問1~問3までの内容に関しては前回の投稿をご覧いただけますと幸いです(前回はタイトルに反して質量分析に全く触れていないことに気続きを読む “サリンと質量分析② (東京医科歯科 2018年 化学)”
サリンと質量分析① (東京医科歯科 2018年 化学)
本問題は2018年東京医科歯科大学二次試験の化学第二問目として出題されたもので、地下鉄サリン事件及び松本サリン事件で多数の死者・負傷者を出した毒ガスサリンを含めた有機リン酸系化合物に関する内容となっています。
解けない定積分と不等式 (1991年 京大後期 理系)
今回は京大からの出題で、大学入試の定番とも言える「解けない定積分」に関する不等式をテーマとした問題です(問題はhttp://server-test.net/math/kyoto/より引用させて頂きました)。 (1)は両続きを読む “解けない定積分と不等式 (1991年 京大後期 理系)”
誤った対数値の正体は…? (東北大 1966年 文理共通)
久しぶりの更新です。今回は、数オリから話題を移して50年以上前の東北大の問題です(問題はこちらのサイト(http://server-test.net/math/04_tohoku/)から引用させて頂きました)。 「あ続きを読む “誤った対数値の正体は…? (東北大 1966年 文理共通)”
JMO2020 予選第七問
本問も第3問と同じく、特定の規則に従ってマス目に数字を書き込んでゆくタイプの問題です。高々2×3=6マスだった問3については具体的に全てのマスを埋めてゆくことで解答に辿りつきましたが、本問は2×1010=2020マ続きを読む “JMO2020 予選第七問”