微生物の殺菌法 (2021年 東京医科歯科大)

 医科歯科の化学、とりわけ有機分野は大学の独自色が強く出る傾向にあり、その多くは医療に絡めた内容となっています。  今年の医科歯科の有機化学は微生物の滅菌に関する出題となっており、去年から今年にかけて大流行した新型コロナ続きを読む “微生物の殺菌法 (2021年 東京医科歯科大)”

オゾン分解産物の行方 (2021年 東大化学 第一問-I)

 今年も東大化学の第一問は有機分野からの出題であり、例年通り2つの独立したパートから構成されています。前半部分は分子式C6H12Oで与えられる6つの構造異性体に関連した構造決定の問題です。  与えられた分子式より不飽和度続きを読む “オゾン分解産物の行方 (2021年 東大化学 第一問-I)”

アレン誘導体と鏡像異性体 (2002年 東大・後期)

  特定の分子式(問Iで決定する)を有する炭化水素の異性体に関する問題で、計算量がやや多いものの問IVまでは東大入試として標準的な難易度に収まっています。一方で問V及び問VIは高校化学では本来扱われないアレン誘導体に関す続きを読む “アレン誘導体と鏡像異性体 (2002年 東大・後期)”

有機ハロゲンと麻酔薬 (2012年 東京慈恵会医科大)

 本問は無機ハロゲンに関する前半部分(問題I)と有機ハロゲン(問題II)から構成されており、一部関連していますが(問2と問7)ほぼ独立した内容になっています。前半は無機分野で頻出の知識及び記述問題ですが、後半部分は医学部続きを読む “有機ハロゲンと麻酔薬 (2012年 東京慈恵会医科大)”

有機ケイ素化合物と大学入試 (2020年 和歌山県立医大)

 地殻中に二番目に多く含まれ、大学入試における無機化学の分野では非常に出番が多いケイ素ですが、反面有機化学分野では合成ゴムの一種としてシリコーンゴムに言及される程度で殆ど出番はありません。実はケイ素原子は化学合成など有機続きを読む “有機ケイ素化合物と大学入試 (2020年 和歌山県立医大)”

夢の分子「テトラへドラン」 (2010年 東京慈恵会医科大)

正多面体と炭化水素  炭素原子は4つの価電子を持ち、最大4つの原子と共有結合を形成することが可能です。そしてある炭素原子が4つの単結合を形成する場合、中心となる炭素と4つの置換基はほぼ正四面体に近い位置関係となるのが一般続きを読む “夢の分子「テトラへドラン」 (2010年 東京慈恵会医科大)”

ビタミンと疾病の歴史 (2012年 東京慈恵会医科大)

 医学部らしいビタミンの歴史と疾病を題材としており、前半はビタミンB1とその欠乏症である脚気に関する内容、後半は葉酸とサルファ剤の歴史に関する内容となっています。なお本問で取り上げられている高木兼寛は東京慈恵会医科大の創続きを読む “ビタミンと疾病の歴史 (2012年 東京慈恵会医科大)”

ヘミアミナールと薬物代謝 (2014年 京都府立医科大)

 本問は3つの異なるトピックに関する文章および設問から構成されており、設問[1]はイミン及びヘミアミナールの化学的性質、設問[2]は薬剤の生体内代謝、設問[3]は神経伝達物質(アドレナリン)の生合成及び代謝に関する内容と続きを読む “ヘミアミナールと薬物代謝 (2014年 京都府立医科大)”

アドレナリンの生合成経路 (2013年 東大化学)

   前記事では東大ゆかりの化学者池田菊苗によって、うまみ成分として同定されたグルタミン酸の性質に関する問題を紹介しました(https://wp.me/pbB1S2-jQ)。  今回はその続きに当たる部分で、東大ゆかりの続きを読む “アドレナリンの生合成経路 (2013年 東大化学)”

池田菊苗とグルタミン酸 (2013年 東大・化学)

   本問は東大ゆかりの化学者である池田菊苗、高峰譲吉、上中啓三の業績にスポットを当てた内容となっており、前半は昆布のうまみ成分として池田菊苗により同定されたグルタミン酸とその分離に関する出題です。  本来は本記事で前後続きを読む “池田菊苗とグルタミン酸 (2013年 東大・化学)”

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